未知に飛び込み、
世界を拓く。
ベトナムで出会った
自分だけの挑戦。
PROFILE
- KK
- 2005年 新卒入社
- 所属/役職
- エナジーマテリアル事業部
マネージャー
- 略歴
- 栃木工業高校 電気科 卒業
- 担当業務
- ベトナム工場にて製品の品質・生産管理
日本理化グループのものづくりの現場は、今、国境を越えて広がりはじめています。
その最前線のひとつが、2019年に設立されたベトナム工場です。
価値観も文化も異なる土地に飛び込み、メイド・イン・ジャパンに負けない製品を、世界へと届ける。
そんな挑戦のなかで掴んだのは、「自分らしい働き方」とは何かという問いへの私なりの答えでした。
これまでのキャリアは?
成長できる場所は
きっと海の向こうだと思った
高校卒業とともに、日本理化グループへと入社しました。最初に配属されたのは、マイカテープの製造工場。当社の主力製品ですが、当時は「マイカ」という言葉すら初耳で、正直なところ製品知識はゼロからのスタートでした。
それでも先輩方の丁寧な指導のおかげもあり、いつの間にか「マイカテープのことなら任せてほしい」と言えるくらいの自信が身についていました。けれど、一方では「このまま同じ環境のままでいいのか」と焦るような気持ちがあったことも事実です。そんなときに、ベトナムに新たな製造拠点を立ち上げる、という話を耳にしました。これは、自分を試す絶好のチャンスだ――。そんな思いから、迷わずベトナム行きを志願。2020年から現地工場で新たな一歩を踏み出しました。
現在の業務内容は?
日本の技術と品質を
現地に根付かせるために
ベトナムで働く現地スタッフへの技術指導と品質管理を担っています。スタッフとのやりとりのなかで、つねに意識しているのは「なぜそうするのか」を、きちんと言語化することです。たとえば、「ここは慎重に」とだけ伝えても、その意図が共有されていなければ、その指示はすぐにただの“決まりごと”になってしまう。ひとつの行動の裏にある背景を説明し、納得感を持ってもらうことが、技術やノウハウの定着には不可欠です。
また最近では、ベトナム工場は単なる製造拠点ではなく、新たな開発拠点としての役割も担うようになってきました。日本の技術者とも緊密に連携しながら、ゆくゆくはこの工場を、日本理化グループの海外戦略の中核を担う「マザー工場」にしたいと、本気で考えています。
ベトナムで、特に苦労したことは?
コロナ禍の日々が磨いた
英語という新しい武器
何より大変だったのは、赴任直後に経験したコロナ禍のロックダウンです。日本よりもはるかに厳しい外出制限を課され、ほとんど自宅から出られない生活が、実に1年近く続きました。コンビニへ行くのすら週に1回、それも事前に整理券をもらわなければならない。そんな毎日に、精神的にもギリギリまで追い詰められました。
けれど、あの時期を乗り越えたからこそ、少々のことでは動じない強さが身についたと思います。それにロックダウン中は、時間だけはたっぷりあったので、英語の勉強に集中して取り組むことができました。そこで磨いた語学力は、日々の業務はもちろん、海外からの視察受け入れの際にも、大いに役立っています。日本から離れた土地で、自分の言葉と技術で仕事をする。その手応えこそが、今の私を支える最大のモチベーションです。
ベトナムで働くなかで、変化したことは?
異国の地で踏み出した
マネージャーとしての第一歩
一番の変化は、自分が「管理する側」に回ったことです。これまで現場での作業が中心だった私にとって、マネジメントに携わること自体が、ひとつの挑戦でした。その上、働き方に対する価値観は国によって異なります。ベトナムでは転職へのハードルが日本よりもずっと低く、離職率も高い。だからこそスタッフ一人ひとりと信頼関係を築き、「ここで働きたい」と思ってもらえるよう、心を砕いてきました。
一緒に食事をしたり、お酒を酌み交わしたりしながら、ひとりの人間として本音で語り合う。スタッフの結婚式があれば、できるだけ顔を出すようにしています。やっぱり人間関係で大切なのは、そんな地道な積み重ねです。ちなみにベトナムでは、今でも社員旅行を心待ちにしている人が少なくありません。そうした文化を理解し、きちんと予算を確保してくれる日本の事業部のサポートにも、いつも感謝しています。
今後、あらがっていきたいことは?
メイド・イン・ジャパンを
ここベトナムで超えていく
海外で働いてみて、改めて実感したのは、日本のものづくりのクオリティの高さです。けれど、それに引けを取らないポテンシャルが、ベトナムにはあります。それどころか、現地スタッフのまじめさや、仕事の丁寧さからは、私たちが学ぶべきところがあるはずです。
だからこそ、いつか「メイド・イン・ジャパン」を超えるような製品を、ベトナムから世界に届けたい。それが今の私の目標です。その先に何があるのかは、正直に言うとまだわかりません。でも、もしまた新しい国で、新しい仲間と一緒に働く機会があるなら――きっと私は迷うことなく手を上げるでしょう。未知の環境に飛び込み、必死にもがき、成長する。それが自分らしい働き方なのだと思っています。日本理化グループは、そんな前向きな挑戦を、いつだって応援してくれる会社です。